スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

映画感想文『モナリザスマイル』 採点:レストラン外のサンプル

『モナリザスマイル』を見た

BSでやっていたのを録画で見ました。ジュリアロバーツが主演です。ぴったり120分。長さは満点!


耐えるべし!

休日にソファでユニクロのフリースひざ掛けに包まりながらほかほか眠ろうかと思っていたところ、妻が『モナリザスマイル』を見始めました。全然興味がなかったのですが、美術の授業でジュリアロバーツが生徒たちに軽くがつんとやるシーンが面白そうだったので、巻き戻してくれと頼み込んで最初から見てみました。

しかし興味深かったのはそのシーンだけで、あとはなかなか耐久戦になってしまいまして。

出演者たちはなかなかです。主演はジュリアロバーツ、そしてキルスティンダンスト、それからダークナイトのヒロイン役の人、あとはー、えー、そんなもんですね。演技のことはよく分かりませんが、個人的に一番いいなと思ったのはダークナイトのヒロイン役の人です。それからぽっちゃりしたあんまりモテない役の人もよかったです。キルスティンダンストは、カワイブサイクという特長を生かして性悪女をよく演じていました。ジュリアロバーツは、まああれでした。


テーマは二つ

テーマは二つくらいありそうです。

第一のテーマは「美術とは何かね」。第二のテーマが「社会における女性とは何かね」。私が関心があったのは第一のテーマ「美術」のほうだったのですが、これが見せかけだけのテーマで、そんなに熱心に扱ってくれません。基本的には二番目のテーマ「社会における女性とは何かね」を表に見せながら、恋愛模様を描いてみせる作品です。しかもあんま面白くない。

なんかしら大きなテーマを掲げて「これを見よ!」と言っておきながら、結局それを料理しないという方法が、エヴァンゲリオン含めちょくちょく見られます。これは本当に見ている側からすると「んもうっ!」という感じにさせられる気味の悪い手法ですね。最終的にほったらかしにするんなら、最初から振り回さないで!と思います。『モナリザスマイル』も同じで、途中で「あーふられそうだなー」と感じながらも、最初に餌を見せられているので後を付いていかざるを得ないわけで、んで結局最後にはやっぱりふられます。「んもう!」



そして壮大なオチ

面白くても面白くなくても、過去の映画を見るとすぐにwikipediaで調べてしまいますね。このたびも同様に調べましたところ、なかなか壮大なオチを見つけました。

”舞台となったウェルズリー大学の卒業生であるヒラリー・クリントンの自伝から着想されたといわれている。”



ここまで含めて、なかなか味わい深い作品です。

食べ物採点は「レストラン外のサンプル」といったところですかね。
スポンサーサイト

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

映画感想文『グッバイレーニン』 採点:辛口カレーパン(でもそんなに辛くない)

『グッバイレーニン』を見た

BSで放送していたのを録画していたので、見てみました。なかなか面白いと評判の映画ですね。ほぼ2時間。理想的な長さです。面白ければちょっと食い足りないし、つまんなくてもなんとかなる長さです。


とても『アメリ』っぽい

なんとなく見ていたところ「とても『アメリ』っぽいなあ」と感じていました。なんでだろうと思っていたところ、エンドクレジットでわかったのが、音楽が『アメリ』と同じ、ヤン・ティルセンだったんですね。理由の一つはこれっぽいです。しかも、中では完全にアメリで使われていた曲がそのまんま使われていたりしていました。『グッバイレーニン』は2003年、『アメリ』は2001年なので、それがアメリで使われている曲だってわかっていないはずがない。意識してのことなんでしょう。

でも音楽だけじゃなくて、演出も似ている気がします。早回しをちょくちょく使うところとか、あるいはテレビに写る番組を映したりとか。全体に雰囲気が似ています。同じ曲を使っているくらいなので、結構意識的なことなのかも、と思っています。


テーマの選び方が面白い

東西ドイツの統一というちょっと重たくなりそうなテーマに加えて、崩壊寸前の家庭、病気の家族といった暗いテーマを重ねた作品ですので、普通に考えたら重たい作品になってしまうはずです。ところが、この映画はなかなか軽いのです。当然ちゃんとした暗いシーンもあるし、ちょっとした泣き要素もあるのに、全体としてはとても軽い印象を与えます。

ちょろちょろと笑いもあったりして、気楽に見られる作品です。


でも結局物足りない

ちょっと楽しい作品すぎるかもしれません。ドイツの人が見れば、いろいろと思うところがあるでしょうから、自然と自分の経験が補完してくれるでしょうが、他国の人間にしてみると補うべき経験がないのでどうしても厚みが出てきません。もっと悲惨なところは「あ、悲惨!」とか、悲しいところは「あ、悲しい!」とか思わせてもらえないと、見終わったときに味気なく感じてしまいます。

採点としては、辛口カレーパン(でもそんなに辛くない)という感じです。あまりハードルをあげなければ素敵な作品ですので、おすすめです。

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

映画感想文『浮草』 採点:昆布巻きせんべい (非レビュー&非批評)

『浮草』を見た

BSで放送されたのを録画していたので、見てみました。長さはほぼ2時間です。映画は2時間に限りますね。ちょっと飽きてきたかなというころには、そろそろ終わりだからがんばって見よう、と思えます。

この映画には有名俳優たちがいっぱい出てきます。若尾文子とか、中村玉緒のお父さんとか、川口なんとか探検隊の川口さんとか。でもみんな昔の人なので、ほとんど知りません。だからそういう有名俳優たちも、無名の俳優としてみることができます。こういう意味では古い映画を見るのはいいですね。


みんな口調が棒読み

見所の一つがみんなの棒読み演技です。どの俳優もあんまり抑揚のない口調でしゃべります。とても平坦な口調です。聞き取りやすいですが、あー棒読みだなーと感じます。味がありますが、棒読みなんだよなーと感じます。しかし、それがやっぱりいいのかもと思わせます。

そう思わせるのは、しゃべっている俳優1人にたいして真っ正面からカメラを向ける撮影方法のためだと思います。とにかく1人の俳優の顔だけが映っている時間が長い映画です。AさんとBさんが会話をしているシーンがあるとしたら、まずAさんのバストショットでAさんの台詞が流れます。するとすぐにカットが切り替わって、今度はBさん1人のバストショットが映されてBさんの台詞が入ります。それが終わるとまたAさんに戻って・・・と繰り返されます。こんな感じで進みますので、1人の顔だけが映っている時間が長くなります。

テンポはあんまりよくありませんが、しかし俳優の顔を正面からしっかりと見ることができる写し方ですので、俳優の表情をしっかりと見ることができます。だから、口調に抑揚がなくても顔の表情からその人物の感情を補完しながら見ることができるのです。

例えば中村玉緒のお父さんなんかは歌舞伎の役者さんらしいので、顔の動きがちょっとくどいくらいに豊かです。しゃべり方はそんなに派手ではなく、むしろ始終同じような口調でしゃべりますが、その顔のパーツがよく動くので、そこから否が応でも感情を読み取らされてしまいます。面白い撮り方だと思います。


ちょっと落語っぽい

「笑い」と「泣き」がちょくちょく入ってきます。バランスはとても落語に似ていると感じました。だから見ていて飽きません。落語は言葉だけで表現する物語ですからテンポが大事です。そのテンポに似ているので、映画としてはかなりリズムがよく進行していきます。これから僕が映画を撮るとしたら落語をまねてみることでしょう。落語っぽい映画が撮れれば、そんなに外さないと思います。

笑いのタイプも、個人的には好きなものでした。ぎりぎり声を上げて笑うかどうかというくらい。お腹が痛いほど笑わせられるとストーリーに入れませんので、そのくらいがちょうどいいですね。


食べ物採点

食べ物に例えて採点すると「昆布巻きせんべい」です。見た目はそんなにそそりませんが、食べてみるとおいしいです。結構おすすめですが、おすすめされても食べる人は少ないかなあ、という映画です。
スポンサードリンク
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
アドパートナー
検索フォーム
RSSリンクの表示
Amazon
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。